誤嚥を防ぐための入れ歯とは?噛む・まとめる・飲み込む力を支える入れ歯【千葉市・新千葉駅の入れ歯専門歯科・亘泰歯科医院】
「入れ歯が合わないと誤嚥しやすくなる?」
「高齢の家族がむせるようになったけれど、入れ歯は関係ある?」
「誤嚥を防ぐためには、どんな入れ歯がいい?」
高齢の方や入れ歯を使用している方では、食事中のむせや飲み込みが気になることがあります。
誤嚥とは、食べ物や飲み物、唾液などが本来入るべき食道ではなく、気管のほうへ入ってしまうことです。
入れ歯そのものが誤嚥を直接防ぐわけではありません。
しかし、入れ歯は、
食べ物を噛む
舌でまとめる
飲み込みやすい状態にする
という食事に必要な口の機能を支える大切な役割を持っています。
そのため、入れ歯が合っているかどうかは、食事のしやすさを考えるうえで重要なポイントの一つです。
誤嚥と入れ歯にはどんな関係がある?
食事をするときには、単に歯で食べ物を噛むだけではありません。
食べ物を噛み砕き、舌や頬を使ってまとめ、飲み込みやすい状態にしてから飲み込みます。
入れ歯を使用している方の場合、入れ歯が合っていないと、
- 食べ物をうまく噛めない
- 食べ物を細かくしにくい
- 舌でまとめにくい
- 食事に時間がかかる
- 食べ物が口の中に残る
などの問題が起こることがあります。
そのため、入れ歯を適切な状態に保つことは、食事を安全に行うための口腔環境を整える一つの要素になります。
ただし、誤嚥には入れ歯以外にも多くの要因が関係します。
誤嚥は「入れ歯だけ」が原因ではない
誤嚥には、
- 加齢による嚥下機能の変化
- 舌や口の筋肉の動き
- 飲み込む反射
- 神経や筋肉の状態
- 食事の形態
- 姿勢
- 唾液の状態
- 口の中に残った食べ物
など、さまざまな要因が関係します。
そのため、
「入れ歯を新しくすれば誤嚥を防げる」
とは言えません。
入れ歯はあくまでも、噛む・食べ物をまとめるといった口腔機能を支える一つの要素として考えることが大切です。
合わない入れ歯は食事をしにくくする
入れ歯が合っていないと、食事中に入れ歯が動くことがあります。
例えば、
「噛むと入れ歯がズレる」
「食べ物を噛むと痛い」
「入れ歯が外れそうになる」
「食べ物が入れ歯の下に入る」
といった状態です。
このような場合、食べ物を十分に噛みにくくなることがあります。
また、食事中に何度も入れ歯を気にすることで、食事そのものが負担になる場合もあります。
入れ歯が安定していることが大切
食べ物をしっかり噛むためには、入れ歯が安定していることが重要です。
特に総入れ歯では、
入れ歯と歯ぐきの適合
入れ歯の縁
顎の形
噛み合わせ
人工歯の位置
舌や頬の動き
などが関係します。
入れ歯が噛むたびに大きく動いてしまう場合には、原因を確認して調整する必要があります。
「噛めること」と「飲み込めること」は別の機能
ここは非常に重要です。
入れ歯によって噛みやすくなったとしても、それだけで飲み込みの問題が解決するわけではありません。
食事には、
噛む機能
と
飲み込む機能
があります。
入れ歯は主に歯のない部分を補い、噛む機能を支えるものです。
一方、飲み込みには舌や喉など、さまざまな器官が関係します。
そのため、
「入れ歯は合っているのに、食事中によくむせる」
という場合もあります。
このような場合には、入れ歯だけでなく、飲み込みの状態そのものを確認することが重要です。
食事中によくむせる場合は注意
次のような症状がある場合には、入れ歯だけの問題と考えず、医療機関などへの相談を検討しましょう。
- 水やお茶でよくむせる
- 食事中に頻繁にむせる
- 食後に声が濁ったようになる
- 食べ物が喉に残る感じがする
- 飲み込むのに時間がかかる
- 食事に非常に時間がかかる
- 食後も口の中に食べ物が残っている
- 原因不明の発熱を繰り返す
- 体重が減ってきた
特に、頻繁にむせる、飲み込みに明らかな問題があるという場合には、歯科で入れ歯を確認するだけでなく、嚥下機能について医師や歯科医師、摂食嚥下を専門とする医療職に相談することが大切です。
入れ歯の「噛み合わせ」も食事に関係する
入れ歯が歯ぐきに合っていても、噛み合わせが不安定だと、噛んだときに入れ歯が動くことがあります。
例えば、
「右側で噛むと左側が浮く」
「前歯で噛むと入れ歯が動く」
「左右で噛みにくい」
といった状態です。
そのため、入れ歯を作る際には、
入れ歯が歯ぐきに合っているか
だけでなく、
噛んだときに安定しているか
ということも確認することが重要です。
人工歯の位置も重要
入れ歯の人工歯は、単純に歯がない場所に並べればよいわけではありません。
人工歯の位置は、
- 噛みやすさ
- 噛み合わせ
- 舌の動き
- 発音
- 入れ歯の安定
- 食べ物をまとめる動き
などにも関係します。
そのため、患者さんのお口の状態を考えながら人工歯の位置を決めることが大切です。
入れ歯が古くなったら確認しましょう
以前は問題なく使えていた入れ歯でも、時間が経つと合わなくなることがあります。
歯を失った後も、歯ぐきや顎の形は少しずつ変化します。
その結果、
- 入れ歯が緩くなる
- 入れ歯が動く
- 噛みにくくなる
- 痛みが出る
- 食べ物が入りやすくなる
といった問題が起こることがあります。
「昔から使っているから大丈夫」と思わず、定期的に入れ歯の状態を確認することが大切です。
新しい入れ歯にすればよいとは限らない
入れ歯が合わなくなったからといって、必ず新しい入れ歯を作る必要があるわけではありません。
状態によっては、
調整
修理
裏打ち
などによって改善できる場合があります。
特に長年使用している入れ歯には、その方が慣れている形や噛み合わせがあります。
そのため、新しい入れ歯を作る場合でも、現在の入れ歯を確認し、使いやすかった部分を参考にすることが大切です。
高齢者の入れ歯は「食べる環境」まで考える
高齢の方の場合、入れ歯だけではなく食事全体を考えることも重要です。
例えば、
- 食べる姿勢
- 食事の硬さ
- 食材の大きさ
- 水分の取り方
- 食事のペース
なども、食事のしやすさに関係します。
入れ歯を調整したからといって、食事中のむせがすべてなくなるわけではありません。
入れ歯・口腔機能・食事環境を総合的に考えることが大切です。
認知症の方は特に入れ歯の状態を確認
認知症のある方では、入れ歯が痛くても、
「痛い」
「噛みにくい」
と本人がうまく伝えられないことがあります。
そのため、
「急に入れ歯を使わなくなった」
「食事量が減った」
「硬いものを避けるようになった」
「入れ歯を嫌がるようになった」
といった変化があれば、入れ歯や口の中を確認することが大切です。
亘泰歯科医院が考える「食べるための入れ歯」
亘泰歯科医院は、千葉市・新千葉駅の入れ歯専門歯科として、入れ歯を単に「歯の代わり」と考えるのではなく、毎日の食事や生活を支えるものとして考えています。
保険の入れ歯・自費義歯のどちらでも、
- 入れ歯の安定
- 型取り
- 入れ歯の設計
- 噛み合わせ
- 人工歯の位置
- 入れ歯の縁
- 完成後の調整
などを総合的に考え、患者さんのお口に合わせて仕上げることを大切にしています。
また、現在の入れ歯に問題がある場合には、すぐに作り直すのではなく、
「調整で改善できないか」
「修理できないか」
「今の入れ歯を活かせないか」
ということも含めて検討します。
誤嚥が心配な方は「入れ歯+飲み込み」の両方を確認
「入れ歯を作れば誤嚥を防げる」と考えるのではなく、
入れ歯でしっかり噛めているか
口の中で食べ物をまとめられているか
飲み込みに問題がないか
を分けて考えることが大切です。
入れ歯の不具合がある場合には歯科で確認し、むせや飲み込みの問題がある場合には、必要に応じて嚥下機能の評価につなげることが重要です。
まとめ|誤嚥を防ぐためにも「食べやすい入れ歯」を
入れ歯そのものが誤嚥を直接防ぐわけではありません。
しかし、入れ歯は、
噛む
食べ物を細かくする
舌でまとめる
という食事に必要な口の機能を支える重要な役割を持っています。
そのため、
痛くない
安定している
噛み合わせが整っている
人工歯の位置が適切
口の動きに合っている
という入れ歯を作り、必要に応じて調整していくことが大切です。
一方で、誤嚥には飲み込む機能や全身状態など、入れ歯以外のさまざまな要因も関係します。
食事中のむせが続く場合や、飲み込みに不安がある場合は、「入れ歯の問題だけ」と考えず、嚥下機能についても専門家に相談することが大切です。
亘泰歯科医院は、千葉市・新千葉駅・千葉駅周辺の入れ歯専門歯科として、保険・自費を問わず、患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせた入れ歯治療を大切にしています。
「入れ歯が動いて噛みにくい」
「食事中に入れ歯が外れる」
「入れ歯が痛くて食べられない」
「高齢の家族の入れ歯が合っていない」
という方は、まず現在の入れ歯とお口の状態を確認してみましょう。
食べる力を支える入れ歯を作ることは、毎日の食事を支えることにつながります。
