食べる力を守る入れ歯とは?高齢者の食事を支える入れ歯の考え方【千葉市・新千葉駅の入れ歯専門歯科・亘泰歯科医院】
「入れ歯になってから、食べられるものが減った」
「入れ歯が痛くて食事が楽しめない」
「入れ歯が動いて、しっかり噛めない」
「高齢になっても、できるだけ自分で食事を楽しみたい」
入れ歯を考えるとき、多くの方は「歯をきれいに見せる」「歯がないところを補う」ということを考えます。
しかし、入れ歯にはもう一つ大切な役割があります。
それが、毎日の「食べる力」を支えることです。
入れ歯が安定し、痛みが少なく、噛み合わせが整っていれば、食事をしやすくなる可能性があります。
一方で、入れ歯が合っていないと、
- 噛むと痛い
- 入れ歯が動く
- 食べ物が入れ歯の下に入る
- 硬いものを避ける
- 食べられるものが限られる
- 食事そのものが嫌になる
といった問題につながることがあります。
だからこそ、入れ歯は単に「歯の代わり」として考えるのではなく、その人の毎日の食事を支える道具として考えることが重要です。
「食べる力」とは何?
食べるという行為は、単純に歯で噛むだけではありません。
食事をするためには、
食べ物を口に入れる
↓
歯や入れ歯で噛む
↓
舌で食べ物をまとめる
↓
飲み込みやすい状態にする
↓
飲み込む
という複数の口の機能が関係します。
そのため、「噛める入れ歯」を作ることだけではなく、口全体が無理なく使える状態を考えることが大切です。
食べる力を守る入れ歯に必要な条件
食事をしやすい入れ歯を考えるうえで、特に重要なのが次のポイントです。
①痛くないこと
噛むたびに歯ぐきが痛ければ、食事を続けることが難しくなります。
入れ歯が当たって痛い場合には、我慢せず調整することが大切です。
②入れ歯が安定していること
噛むときに入れ歯が大きく動くと、食べ物をしっかり噛みにくくなります。
特に総入れ歯では、
- 入れ歯と歯ぐきの適合
- 入れ歯の縁
- 顎の形
- 噛み合わせ
- 舌や頬の動き
などが安定性に関係します。
③噛み合わせが安定していること
入れ歯は「歯ぐきに合っているだけ」では十分とは限りません。
噛んだときに入れ歯がズレないよう、噛み合わせのバランスも重要です。
「右で噛むと左が浮く」
「前歯で噛むと入れ歯が動く」
という場合には、噛み合わせを確認する必要があります。
④人工歯の位置が適切であること
人工歯をどこに並べるかも、食べやすさに関係します。
見た目だけでなく、
噛みやすさ・入れ歯の安定・舌の動き・発音
などを考えて人工歯の位置を決めることが大切です。
「何でも噛める入れ歯」を目指せばいいの?
入れ歯を作ると、
「何でも食べられるようになりますか?」
と質問されることがあります。
しかし、入れ歯は天然歯とまったく同じものではありません。
特に総入れ歯では、天然歯のように歯の根が顎の骨に固定されているわけではありません。
そのため、
「入れ歯なら何でも天然歯と同じように噛める」
と考えるのは適切ではありません。
大切なのは、患者さんのお口の状態に合わせて、できるだけ食事をしやすく、安定して使える入れ歯を目指すことです。
食べられるものが減ったら入れ歯を疑ってみる
以前は普通に食べていたものを、
「最近は食べなくなった」
「硬いものを避けるようになった」
という変化があった場合、年齢のせいだけとは限りません。
入れ歯が合わなくなって、
- 噛みにくい
- 痛い
- 動く
- 外れる
といった問題が起きている可能性があります。
特に高齢の方では、入れ歯の不具合を自分からうまく説明できないこともあります。
ご家族が、
「最近、食べるものが変わった」
「食事に時間がかかるようになった」
と気づいた場合には、一度入れ歯の状態を確認してみることをおすすめします。
入れ歯が合わないまま我慢しない
「入れ歯だから多少痛いのは仕方ない」
と我慢していませんか?
新しい入れ歯では、使い始めに違和感が出ることがあります。
しかし、強い痛みを我慢し続ける必要はありません。
入れ歯が当たっている場合には、調整によって改善できることがあります。
また、長年使用している入れ歯なら、
- 歯ぐきの形が変化した
- 噛み合わせが変化した
- 入れ歯が摩耗した
- 入れ歯が緩くなった
などの可能性もあります。
「食べにくくなった」と感じたら、入れ歯の状態を確認することが大切です。
古い入れ歯を活かすことも「食べる力」を守る方法
食べる力を守るために、必ず新しい入れ歯を作る必要があるとは限りません。
現在の入れ歯がある場合には、
調整
修理
裏打ち
などによって改善できるケースがあります。
長年使っている入れ歯には、患者さんが慣れている噛み合わせや形が残っています。
そのため、新しい入れ歯を作る場合でも、現在の入れ歯の「使いやすかった部分」を参考にすることが重要です。
高齢者の入れ歯は「食事のしやすさ」を優先する
高齢の方の入れ歯では、見た目だけでなく、毎日の生活を考えることが大切です。
例えば、
痛くない
外れにくい
噛みやすい
着脱しやすい
お手入れしやすい
といったことが重要になります。
特にご本人だけで入れ歯を管理することが難しい場合には、ご家族や介護をする方が扱いやすいことも大切な条件になります。
入れ歯だけで「食べる力」が決まるわけではない
ここは非常に重要です。
食べる力には、
- 歯・入れ歯
- 舌
- 頬
- 唇
- 顎
- 飲み込む機能
- 全身の状態
- 食事の形態
など、さまざまな要素が関係します。
そのため、
「良い入れ歯を作ればすべて解決する」
というわけではありません。
入れ歯は、食べる力を支える大切な要素の一つです。
入れ歯を作ったら、少しずつ食べる練習をする
新しい入れ歯を入れたからといって、最初から硬いものを何でも食べようとする必要はありません。
最初は、
- 柔らかいご飯
- 煮物
- 豆腐
- 柔らかく煮た野菜
- 小さく切った食材
など、比較的食べやすいものから始める方法があります。
慣れてきたら、少しずつ食べられるものを増やしていきます。
ただし、痛みが出る場合は無理をせず、入れ歯の調整を受けましょう。
「食べられる入れ歯」と「安定する入れ歯」はつながっている
入れ歯で食事をするには、入れ歯が安定していることが重要です。
例えば、
「ステーキを食べたい」
「りんごを食べたい」
「せんべいを食べたい」
と思っても、入れ歯が動いてしまえば食べにくくなります。
だからこそ、
食べたいもの
↓
噛むための入れ歯
↓
安定した噛み合わせ
というつながりを考えることが重要です。
亘泰歯科医院が考える「食べる力を守る入れ歯」
亘泰歯科医院は、千葉市・新千葉駅の入れ歯専門歯科として、入れ歯を単なる「歯の代用品」としてではなく、毎日の食事や生活を支えるものとして考えています。
保険の入れ歯・自費義歯のどちらでも、
- 入れ歯の安定
- 型取り
- 入れ歯の設計
- 噛み合わせ
- 人工歯の位置
- 入れ歯の縁
- 完成後の調整
などを総合的に考え、患者さんのお口に合わせて仕上げることを大切にしています。
また、今使っている入れ歯がある場合には、すぐに作り直すのではなく、
「今の入れ歯を活かせないか」
ということも含めて検討します。
入れ歯の修理や調整で改善できる場合には、現在の入れ歯を活かすことも一つの選択肢です。
食事でこんな変化があれば入れ歯をチェック
次のような変化があれば、入れ歯の状態を確認してみましょう。
- 硬いものを食べなくなった
- 肉を避けるようになった
- 野菜を食べなくなった
- 食事に時間がかかる
- 噛むと入れ歯が動く
- 食事中に入れ歯が外れる
- 入れ歯が痛い
- 食べ物が入れ歯の下に入る
- 入れ歯を外して食事するようになった
- 食事そのものを嫌がるようになった
「年齢だから仕方ない」と決めつけず、入れ歯に原因がないか確認することが大切です。
まとめ|入れ歯は「食べる力」を守るためにも重要
入れ歯の役割は、単に歯がない部分を補うことだけではありません。
食事をする
噛む
舌でまとめる
飲み込む
という一連の口の機能を支えることも、入れ歯の大切な役割です。
そのため、食べる力を守る入れ歯には、
痛くない
安定している
噛み合わせが整っている
人工歯の位置が適切
お口の動きに合っている
という条件が重要になります。
そして、入れ歯を作った後も、実際に使用してみて必要な調整を行うことが大切です。
亘泰歯科医院は、千葉市・新千葉駅・千葉駅周辺の入れ歯専門歯科として、保険・自費を問わず、患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせた入れ歯治療を大切にしています。
「最近、食べにくくなった」
「入れ歯が動く」
「硬いものを避けるようになった」
「今の入れ歯では食事が楽しめない」
という方は、年齢のせいだと諦める前に、入れ歯の状態を確認してみましょう。
食べる力を守ることは、毎日の食事を守ること。
そして、毎日の食事を守ることは、日々の生活をより快適にするための大切な一歩です。
