認知症と入れ歯の関係とは?高齢者の入れ歯で大切なこと【千葉市・新千葉駅の入れ歯専門歯科・亘泰歯科医院】

認知症と入れ歯の関係とは?高齢者の入れ歯で大切なこと【千葉市・新千葉駅の入れ歯専門歯科・亘泰歯科医院】

「認知症になると入れ歯は使えなくなる?」

「認知症の家族が入れ歯を嫌がる」

「入れ歯を外してしまうけれど、どうすればいい?」

高齢のご家族がいる方から、このような入れ歯のお悩みが出ることがあります。

認知症と入れ歯には、さまざまな面で関係があります。

ただし、「入れ歯を入れれば認知症が改善する」「入れ歯を使わないと認知症になる」と単純に考えることはできません。

認知症のある方では、入れ歯の着脱や清掃、使用状況の管理が難しくなったり、入れ歯の違和感や痛みをうまく伝えられなかったりすることがあります。

そのため、認知症の方の入れ歯では、**「きちんと作ること」だけでなく、「毎日の生活で安全に使い続けられること」**が重要になります。


認知症になると入れ歯にどんな問題が起こる?

認知症の進行によって、入れ歯の管理が難しくなる場合があります。

例えば、

  • 入れ歯を入れることを忘れる
  • 入れ歯を外してしまう
  • 入れ歯をどこに置いたか分からなくなる
  • 入れ歯の洗浄を忘れる
  • 入れ歯を自分で着脱できなくなる
  • 入れ歯の痛みをうまく伝えられない
  • 入れ歯を嫌がる
  • 入れ歯を口に入れることを拒否する

などです。

こうした場合には、単純に「入れ歯を使ってください」と言うだけでは解決できないことがあります。


入れ歯が痛くても本人が伝えられないことがある

認知症の方の入れ歯で特に注意したいのが、痛みや違和感を本人がうまく伝えられないケースです。

例えば、

「入れ歯を急に使わなくなった」

「食事を嫌がるようになった」

「入れ歯を外すことが増えた」

といった変化があった場合、単に認知症の症状だけとは限りません。

入れ歯が当たって痛い、動いて食べにくい、歯ぐきに傷があるなど、お口の中に問題が起きている可能性もあります。

そのため、入れ歯を嫌がるようになった場合には、まず入れ歯や口の中を確認することが大切です。


認知症の方は「入れ歯を嫌がる」ことがある

認知症の方が入れ歯を嫌がる場合、

「入れ歯が嫌いになった」

と考えてしまうことがあります。

しかし、原因はそれだけとは限りません。

例えば、

  • 入れ歯が痛い
  • 入れ歯が緩い
  • 入れ歯が大きく感じる
  • 口の中に異物が入っている感覚が嫌
  • 入れ歯を入れる意味が分からない
  • 着脱の方法が分からない
  • 口の中を触られることに抵抗がある

など、さまざまな理由が考えられます。

そのため、無理に入れ歯を入れようとするのではなく、なぜ嫌がっているのかを確認することが重要です。


入れ歯が合っているか確認することが重要

認知症の方では、入れ歯の不具合を自分から訴えることが難しい場合があります。

そのため、ご家族や介護をする方が、

「以前より食べにくそう」

「入れ歯を外すようになった」

「食事中に口を気にしている」

「入れ歯を入れたがらない」

といった変化に気づくことが大切です。

入れ歯が合っているかどうかは、定期的に歯科医院で確認してもらうとよいでしょう。


認知症と「噛むこと」の関係

噛むことは、単に食べ物を細かくするためだけのものではありません。

食事をするためには、

噛む → 舌でまとめる → 飲み込む

という一連の口の機能が必要です。

歯を失って入れ歯が必要になった場合、入れ歯を適切に使えることは、食事を支えるうえでも重要です。

ただし、

「入れ歯を使えば認知症を予防できる」

と単純に断定することはできません。

認知機能には、さまざまな要因が関係しています。

入れ歯については、口から食事をする機能や生活の質を支える一つの要素として考えることが大切です。


入れ歯が合わないと食事がしにくくなる

入れ歯が合っていないと、

  • 噛みにくい
  • 痛い
  • 食べるのに時間がかかる
  • 柔らかいものばかり選ぶ
  • 食事を嫌がる

などの問題につながることがあります。

高齢の方では、食事量や食べられる食品の種類が変化することもあるため、入れ歯に問題がないか確認することは大切です。

特に認知症の方では、本人が「入れ歯が痛い」と説明できない場合があります。

そのため、食事の変化そのものが、お口の問題を発見するサインになることがあります。


認知症の方の入れ歯は「管理しやすさ」も重要

認知症の方の入れ歯では、性能だけでなく管理のしやすさも重要です。

例えば、

  • 着脱しやすい
  • 洗浄しやすい
  • どこに置くか決めておく
  • ご家族が状態を確認できる
  • 入れ歯の名前や目印を付ける

など、生活環境に合わせた工夫が役立つ場合があります。

特に入れ歯を紛失しやすい場合は、保管場所を毎回同じにすることが大切です。


ご家族が入れ歯を管理することも大切

認知症が進行すると、本人だけで入れ歯を管理することが難しくなる場合があります。

その場合には、ご家族や介護者が、

装着

取り外し

洗浄

保管

入れ歯の状態確認

などをサポートする必要が出てくることがあります。

ただし、すべてを無理に介助するのではなく、本人ができることは本人にしてもらい、難しい部分をサポートするという考え方も大切です。


入れ歯を無理に入れないほうがよい場合もある

認知症の方が入れ歯を拒否すると、

「食事のために何とか入れなければ」

と考えてしまうかもしれません。

しかし、強く抵抗している場合には、無理に装着するのではなく、痛みや口の中の問題がないか確認することが先です。

特に、

  • 強い痛みがある
  • 歯ぐきに傷がある
  • 入れ歯が壊れている
  • 入れ歯が大きく動く
  • 飲み込みに問題がある

などの場合は、歯科医院で確認してもらいましょう。


「古い入れ歯だから新しくすればいい」とは限らない

認知症の方の場合、新しい入れ歯に変えることでかえって戸惑うこともあります。

長年使ってきた入れ歯には、

「この形なら使える」

「この噛み合わせなら食べられる」

という本人なりの慣れがあります。

そのため、新しい入れ歯を作る場合でも、現在の入れ歯の状態を確認することが重要です。

状態によっては、現在の入れ歯を調整・修理するほうが適している場合もあります。


認知症の方の入れ歯は「本人+家族」で考える

一般の入れ歯治療では、患者さん本人の希望を聞くことが中心になります。

しかし認知症の方の場合には、

本人

ご家族

介護者

歯科医院

で情報を共有することが重要になる場合があります。

例えば、

「いつから入れ歯を嫌がるようになったか」

「どの食べ物が食べにくそうか」

「入れ歯を外す時間帯はあるか」

「痛がる様子があるか」

など、ご家族だからこそ分かる情報があります。

これらは入れ歯を調整するうえでも役立つ情報です。


亘泰歯科医院が考える高齢者の入れ歯

亘泰歯科医院は、千葉市・新千葉駅の入れ歯専門歯科として、高齢の方の入れ歯についても、単に「新しい入れ歯を作る」ことだけを目的とせず、毎日の生活で無理なく使えることを大切にしています。

保険の入れ歯から自費義歯まで対応し、

  • 総入れ歯
  • 部分入れ歯
  • 入れ歯の調整
  • 入れ歯の修理
  • 入れ歯の作り直し
  • 現在の入れ歯を活かす治療

など、さまざまな入れ歯のお悩みに対応しています。

認知症の方の場合には、ご本人だけでなく、ご家族や介護をされている方から現在の状況を伺いながら、入れ歯の状態を確認することも大切です。


認知症の家族の入れ歯で気になる変化

次のような変化があれば、一度入れ歯や口の中を確認してみましょう。

  • 急に入れ歯を嫌がるようになった
  • 入れ歯を外すことが増えた
  • 食事量が減った
  • 硬いものを避けるようになった
  • 食事に時間がかかるようになった
  • 入れ歯を紛失する
  • 入れ歯を洗わなくなった
  • 入れ歯の着脱が難しくなった
  • 口を気にする仕草が増えた
  • 入れ歯が動いているように見える

これらは認知症の変化だけでなく、入れ歯や口の中のトラブルが原因になっている可能性もあります。


まとめ|認知症と入れ歯は「使い続けられる環境」まで考える

認知症と入れ歯には、さまざまな関係があります。

認知症のある方では、

入れ歯を忘れる

入れ歯を外してしまう

入れ歯の管理が難しくなる

痛みや違和感を伝えにくくなる

などの問題が起こることがあります。

そのため、認知症の方の入れ歯では、単に「噛める入れ歯」を作るだけではなく、

痛くないこと

安定していること

着脱しやすいこと

清掃しやすいこと

本人とご家族が管理しやすいこと

まで考えることが重要です。

また、入れ歯と認知症については、「入れ歯を使えば認知症が治る・予防できる」といった単純な関係ではありません。

大切なのは、入れ歯を含めた口腔機能を維持し、食事や会話など、その方の毎日の生活を支えることです。

亘泰歯科医院は、千葉市・新千葉駅・千葉駅周辺の入れ歯専門歯科として、保険・自費を問わず、高齢の方の入れ歯についても、お口の状態だけでなく生活環境まで考えた治療を大切にしています。

ご本人が「入れ歯が痛い」と言えなくなった場合でも、「入れ歯を使わなくなった」「食事が変わった」という変化が大切なサインになることがあります。

「認知症だから入れ歯は無理」と決めつけず、まずは現在の入れ歯とお口の状態を確認することから始めてみましょう。